Think less, Feel more

移りゆく日常とあらわれては消えゆく思いの記録

3/26 花盛りの城。

今週のお題「お花見」

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思い立って小田原城へ。
朝出かけるときはコートの前をきっちり閉めてちょうど良い気温だったのが、天気予報通り汗ばむ陽気。

先週は薄いピンクの蕾がまだまだ固かったのに一斉に花開いた感じだ。

古来日本では花が咲くことを笑う、と言ったそうな。ほとんど満開の桜を見上げると、世界が笑っているような気がしてくる。

あえて遠回りをして藤棚の方から入ってみた。お堀を見ると水面からにょきにょきと何かがたくさん伸びている。なんだろうと目をこらすと、開く前の蓮の葉がスッと水面から空に伸びているのだった。豪華絢爛な花の季節が始まるのだなあ。

 

図書館から子ども遊園地へ抜ける道を歩いてみた。

殆どの人が小田原駅からやって来て学び橋から入り、天守閣へ向かうルートを通るので、あえてへそ曲がりコースを行く。狙い通り誰もいない。ぽつぽつと思い出したように人が通る程度なのでゆっくりと辺りの景色と静けさを楽しむ。

 

崩れ落ちた石垣の隙間に咲く蒲公英。

たぶん鎌倉時代に切り出された石垣の上に今日の陽光と木々の影が踊る。

こんな何でもない風景がたまらなく好きだ。

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報徳神社の裏あたりにちょっと開けた場所があって、あまりにも気持ち良さそうだったので崩れた石垣の上に座って空や桜や蒲公英なんかをぼーっと眺めていた。

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熱い珈琲を持って来れば良かったな、と軽く後悔しつつ水筒の生姜湯を飲む。

 

ムラサキハナナ。

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実家の裏がまだ藪と林だった頃、今ぐらいになると紫色の絨毯を敷き詰めたように一面にこの花が咲いていて、その中に佇むのがすっごく好きだった。北側には椎木と栗の木、東側にはソメイヨシノの古木があって花が終わり出来たサクランボはとっても酸っぱかった。小田原城の桜にはサクランボはなるのかな。でもきっと消毒薬や防虫剤がまかれているから食べられるはずもないか。。

なんてことをとりとめもなく思っていたら、わたしが斜面に上がって座っているのを見て、歩いて来た中国人観光客の女性2人が上がって来て写真を撮り始めた。いろんなポーズで写真を撮っていて楽しそう。

 

ゆっくり降りて、子ども遊園地へ向かう。

ここは昔は昭和レトロな遊園地で、観覧車やコーヒーカップ、飛行機やゴーカートの遊具があって、わたしも遊んだし、実家に帰って来たときは息子を連れて遊びに来たこともある。けれど老朽化が進んで殆どの遊具が撤去されてしまい跡形もない。それでも桜はあの頃のまま満開を迎えていた。

むかし観覧車があった場所は広場になっていて、桜越しに天守閣を望める穴場。

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意外なほど空いていて7,8人だけ。広場を囲むように染井吉野がズラリ、どこを観ても満開!なんて贅沢なんだ~!今年は開花と満開になるのが早かったから皆んな知らないのかも。観光客もここまではあまり来ない。知られてないのだろう。

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天守閣の周りにはたくさんの観光客。中国人が多いなぁ。桜の枝を引っ張って写真撮ってる。

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枝垂れ桜はまだ蕾。染井吉野が終わる頃に盛りかな。花のバトンリレー。

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取り壊されて今は広場になってしまった、もと城内小学校の周りには古木が並ぶ。どの木にも苔が生え、他の植物が共生してる。生命は巡るんだなぁ。